• 可愛いものを可愛く描くと可愛い

    ステッカーが出来ました(唐突)

    可愛いだろォ~!?

    もともとWebサイトのキャラクター紹介ページに掲載するために描き始めた絵でしたが
    Twitter(新X)でフォロワーさんからステッカー化しませんかと声を掛けられ
    pixivFACTORYを使えば簡単に作れそうだな、ということで作りました。
    ただ実際には全然簡単ではなく、数々の多難……いや、2~3難が待ち受けていました。

    前述の通りpixivFACTORYを使えば簡単なんですが、その場合
    シール1枚580円以上でしか設定できず、また完全受注生産のため
    納期も3週間近く先となり、買い手としては嬉しくないだろうというということで
    印刷会社に依頼して制作し、在庫を用意した上で販売したいと思っていました。
    が、ダイカットシールで依頼となると下限30枚からしか依頼できないところが多く
    (仮に4キャラ分のステッカーを作ったとして120枚の在庫管理か……)とゲンナリ
    してしまったため、結局はpixivFACTORYで販売することになりました。

    とはいえステッカーを作ったことは一度もなかったため、流石に試作をしておきたく
    おたクラブさんにハーフカットシールで試作をお願いしました。
    (試作といいつつ、普通に最小ロット10枚分で依頼)

    試作シール

    実際にステッカーにする場合、気になるポイントとしては
    ・印刷時の発色
    ・印刷の鮮明さ(ディテールが潰れないか、線の粗さがどこまで反映されるか)
    ・サイズ感
    の3つがあったので、かなり対照的なカラーを有するヘイズとアービットで、
    線画に使ったブラシ(シンプルなベタブラシと、かすれテイストのブラシ)2パターンと
    わずかにサイズを変えた計6パターンで試作してみました。

    これが意外に大変で、入稿するデータの細かな指定を遵守しつつ6パターン詰め込むため
    ガタガタな配置にしたり、アービットを逆さまにしていたりします。
    他にもカットラインを手作業で指定したりなどありましたが割愛。

    試作結果によっては描き直しも覚悟していましたが、ほぼ問題なく印刷されており
    現代の印刷技術の凄さを改めて実感しました。
    あとは実際にステッカーにするときの見栄えをより良くするために
    色味をわずかに修正し、アウトラインだけより太い線に修正して
    pixivFACTORYでステッカー化しました。

    そんなこんなで完成したステッカーですが、まだ手元に届いておりません。
    正月休み+受注生産のリードタイムで1月末らしいです。しょうがないね。

    ヴィルドレッドのイラストを描いていたときに
    (これ裸マントだけど、過度な露出表現で販売差止めにならないかな……)という
    くだらない心配をしたことを白状してこの記事を締めたいと思います。